2012/10/24

時代祭 その2

みなさん、こんばんは!ア・カペラです。

今日はちょっと暖かかったですが、

やはり日ごとに秋が深まるのを感じます。


さて、時代祭行列に参加した続きです。


月曜日に執り行われた、108回目の『時代祭』。

ウマたちに立派な和鞍を乗せて飾りをつけて、

まずはスタート地点の御所へいったん向かいます。




 
 
さあ!出発だ!
 
(って、顔が隠れているラブユーくん…)
 
 
 
 
 
あ!うしろに高宮輝千代先生っ。
 
自転車でウマたちとスタッフたちを見回って、気遣って下さいます。
 
 
平安神宮を出て御所に向かう道中が、もうすでに本番みたいなものです。
 
観光のお客様や町の人たちが大勢いらして、じいいいっと見つめてきます。
 
実はウマたちは、じいいいっと眼を見つめられるのが苦手です。
 
本番を前に、すでにもう緊張気味です。
 
 
普通に観光していたら、あっという間に歩ける距離が、
 
今日はものすごく遠く感じます。
 
これで本番になったらどうなるんだろう…。かなり不安です。
 
 
ようやく着いた京都御苑には、いろいろな格好をした人たちが、あちらこちらに集合しています。
 
関係者や観光客、自転車や車が砂利道の上をひっきりなしに動きます。
 
想像以上に混雑していて、いつもとは違いすぎる雰囲気に、
 
ウマたちのドキドキはますますエスカレート!
 
そして、スタッフたちもドキドキです。
 
ウマの左で曳く男性は、ちゃんと装束に着替えます。
 
…まぁ足元はスニーカーですが、これは安全策ですよね。
 
しかし残念!彼らの写真を撮り忘れてしまいました…。
 
 
しばらくしたら鞍上の武者がいらっしゃいました。
 
5人の室町時代を代表する武士の大将です!
 
フル装備で、重たい甲冑を着て本番に挑みます。
 
 
 
 
 
室町時代の『山名氏』になりきっている小林茂広獣医師を発見!
 
 
 
 
前日から節制して、今日の大役に備えます。
 
ウマはキクノサリーレくん。緊張しまくっていますが、鞍上がベテランなのでひと安心です。
 
 
さて、これからいよいよ行列の始まりはじまり~…というトコで、
 
続きはまたあしたです!
 
お楽しみに~!っ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 














2012/10/23

雨の日は…

みなさん、こんにちは!ア・カペラです。

今日は、日が変わった午前1時から、雨が降り始めました。
 

明け方も降り続けていて、

スタッフは冷たい雨が降るなか仕事を始めました。

気温も一気に下がって、秋を通り越して冬になったみたいです。


ぼくは雨があんまり好きではありません。

だって、雨の日は部屋の窓を開けてもらえないからです!






 窓から外を見るのが大好き!
 


 
外の景色が見られないので、つまんないです…。


毎日観ている風景ですが、ぼくはちっとも飽きません。

いつも、ギリギリ届くこの窓によいしょとあごを乗せて、

飛んでる鳥をみたり、鞍上にお客様やスタッフを乗せて歩いている仲間を眺めています。


わあ、だんだん雨あしが強くなってきました!

仲間の競走馬たちも、今日ばかりはインドア馬場で調整です。


みなさんも、風邪など召されませんように。






時代祭 その1

 みなさんこんばんは!

 ア・カペラです。

 きょうから、京都で執り行われた 『時代祭』 のことをお話しようと思います。


 


 ここ高宮ライディングパークからは5頭の仲間が参加しました。

 ロードフリーダム号、ハイグローブ号、コウエイライト号、キクノサリーレ号とラブユー号です。
 



 朝6時ごろ2台の馬運車(ばうんしゃ : 馬を乗せて運ぶトラックの呼び方)に乗せて出発します。

 クネクネと曲がりくねる栗尾峠を越えて、

 3頭を乗せた4t トラックと2頭を乗せた2t トラックは、

 朝まだ静かな京都市内へ入ります。


 
 まず目指すは平安神宮です。

 高宮ライディングパークの2台が着いたころには、

 もうすでにいっぱい馬運車が停まっていました。

   馬運車から降りたウマたちは、そこで歩いて身体と気持ちをほぐします。



 何よりタイヘンなことは、

 いったん降ろすと、これからずうううっと、終わって馬運車に乗せて帰るまで、

 誰かがこの5頭の曳き手(ひきて : ウマを連れて歩くための紐)を

 必ず握っておかなくてはならない!というコトです。
 

 現代の街中にウマを括り付けておく場所はありません。

 ですからウマから離れるときは交代で持って、ぱぱっと用事を済ませなければならないのです。

 あさ8時ごろから夕方5時すぎまで、ずううううううっと誰かがつきっきりです。

 これって…スゴくタイヘンなことです!

 歩かせるにしろ、止まらせるにしろ、ウマだけの単独行動は絶対に許されませんからね。


 絶え間ないカメラのシャッター音、日傘、旗などのひらひらした動き、

 自転車や自動車の往来、大勢の笑い声や話し声など普段にない動き、

 そして御所のなかの砂利道の音。

 そういう聞きなれない物音やにおいを、ウマ達は敏感に感じ取り、おびえたり興奮したりします。

 スタッフたちはそんな彼らを安心させて、穏やかに歩かさなくてはなりません。

 そして、鞍上の甲冑を着た武者に扮装した方の安全も確保するのも重要な仕事です。


 馬運車から降りた5頭のウマたちを、

 まず馬装(ばそう : ウマに装備をすることの呼び方)する場所へ連れて行きます。

 これもまた、いつも歩く環境でない場所を歩きますから、

 スタッフたちはウマが落ち着くように「ほーーーーーお」と声を掛けながら連れて行きます。

 この掛け声は、ふだんウマ達と接するときから声をかけて、

 『この声を聞いたら落ち着くんだよ』と教えています。


 そうして連れて行った先には、これまた大勢のいろんなウマたちが集合していました!

 ここへ、互いを怖がってケンカなど始めないように馬装を始めます


 馬装といっても、いつも背負い慣れている革の西洋鞍ではありません。

 和鞍 (わぐら) といって、その時代々々の木製の鞍です。

 今回ぼくたちが参加する行列の時代は 『室町時代』 の行列です。

 まだ金がそんなに剥げていない、黒い塗のピッカピカの和鞍を背負います。

 周りを見渡すと…何だかスゴく光栄でした!

 そして、もうちょっと自慢すると、

 ぼくたちの身体はどのウマ達よりキレいにしてもらっていました!


 馬装は、毎年流鏑馬神事 (やぶさめしんじ) でお世話になっている、

 弓馬術礼法小笠原教場の先生方にお世話になります。

 少し前から高宮ライディングクラブまでわざわざ出向いて頂いて、

 スタッフも一通りの手順を手ほどきを受けていますが、

 やはりそこは先生方がきちっとなさるとウマ達もスタッフも安心です!

 

 それで、こうなります!


 
 
 
ものすごく豪華!
 
 
 
 
 このウマはハイグローブ号です。この高宮ライディングパークでも古株の乗用馬です。
 
 室町時代の主役、『 足利将軍 』 を乗せる大役を拝命されています!
 
 写真をとったときは、馬装が始まるまで時間がかかり、
 
 そして日差しがポカポカ…を通り越して暑くなってきて、
 
 終わったころにはうとうと…半分寝ています。
 
 黒鹿毛に朱色の飾りが映えて、とてもかっこいいでしょ!
 
 ちなみに、高宮ライディングパークのウマ達の肢にはケガ防止のプロテクターをつけました。
 
 ちょっと時代が違うかもしれませんが、
 
 ウマの横で歩いている、装束を身にまとって歩くスタッフの足元もスニーカーでした…。
 
 そして正面…。
 
 
 
 
 
 
おでこの飾りも豪華!
 
 
 鼻の緑色のはあとから外しました。
 
 そして、口の脇の緑色の手綱(これが『曳き手』です)を持って、ウマ達を制御します。
 
 
 
 ではでは続きはまたあした ♪


 
 
 
 
 

 
 

 
 




 


 
 

 

 





 

 

2012/10/21

ともだち  その1

 こんばんは!みなさん。

 ア・カペラです。

 今日も京北はいい陽気でした。

 
 
 

 今日はぼくの友達の紹介をします。


 


 わんこのバニラです。

 
 元気な男の子です!

 ものおおおおおおおおっすごおおおおおおおおく…元気です…。

 夕方、おばちゃんが「バニラと散歩に行ってくるわ~…わああああっ!」

 
 と、完全に引っ張られていました。

 

 

 バニラくん!こっち向いてよぅ。


 

 
 
 
 あまりにもわさわさ動くので、
 
 ブレブレの写真しかありません…。
 
 
 
 
 
 
 さて!みなさん!
 
 明日は京都の三大祭のひとつ、『時代祭』が行われる日です!
 
 
 この高宮ライディングパークからも、5頭 参加します。
 
 
 その報告をできたら…できるかな?!
 
 

2012/10/20

さんぽ  その1

 みなさん、こんばんは。
 
 

 ア・カペラです。


 今日は朝はやくからお客様がいらっしゃいました。

 ぼくにも「こんにちはっ!きみがア・カペラくん?」とご挨拶下さいました。


 
 
 競走馬の調教師さんですって。

 競走馬は、サラブレッドという種類で、ぼくとは全然ちがいます。


 彼らは、走るために創り上げられた馬なんだそうです。

 競走馬ってぼくより背が高いしスラッとしてます。

 そして跳ぶように走ります!

 筋肉も骨格も、なびく鬣(たてがみ)や尻尾も美しいです。

 ピッカピカに仕上がった身体は、まるで美術品のようです。


 
 

 そのあと、おばちゃんが

 「ア・カペラ!散歩行こう!さんぽっ」と、誘ってきました。




 
 
 
 
 
 
 
 この高宮ライディングパークでは『外乗(がいじょう)』ができます。
 
 なんたって、広大な敷地です!
 
 山道も、木々の間を通り抜ける場所や高台から見下ろすような場所もあって、
 
 いつもの練習とはちょっと違う体験ができます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今日もお天気でした。
 
 
ぽかぽか暖かくて、でも吹く風はやっぱり秋なんだなあと感じます。
 
 
射す光も、夏のように白色でなく色づいているようです。
 
 
 
いつまでもこんな季節が続けばいいのになあと思います。



 

2012/10/19

ぼくも寄せてよう!

ブログを始めて、さっそく1日抜けてしまったおばちゃん、

今日は反省してぼくの写真を…って、いつもこの角度!

 
 
他にも撮ってってば!
 
 
 
 さて、昨日は焼き肉大会!BBQでした。
 
 ぼくは参加できなかったけど…。
 
 
 何だかとおおおっても盛り上がってたみたいで、
 
 とっても楽しそうでした。
 
 おばちゃんが「お肉もお酒もおいしかった~!
 
 スープもとっても美味しかったって、みんな言ってたし!
 
 …って作ったの、お客様やってんけどな…。
 
 みんなでおしゃべりして盛り上がったで!」と報告してきました。
 
 『じゃあぼくも寄せてようっ』。ねえ。
 
 
 でも、今朝も4時半には仕事を始めていたスタッフのみんな。
 
 なんとすばらしい…。
 
 ちなみにおばちゃんは早起きが苦手なので、「ちょっとずつ慣れていくねん」と言い訳。
 
 
 今日のお昼は、めずらしくみんなで食べてたなあ。
 
 きのうの食材が残ってたんだって!
 
 ニンジン、残ってないのかな…。
 
 
 


2012/10/17

朝の景色


 おはようございます。

 今朝こそ寒いかなぁと思っていたら、そうでもなく…。


 京都の寒さを覚悟してきたおばちゃんが、

 朝はやくから来て、「いったいどうなってるんやろねえ」と、ぶつぶつ言ってきます。

 
 そんなの、ぼくに言われても…。



 馬に乗るヒトにとっては、とてもいい気候です。

 また、ぼく達にとっても、過ごしやすい季節になってきます。

 
 お互いに穏やかな毎日が過ごせると嬉しいですね。
 
 
 

 

2012/10/16

食べるときに集中するんだ!

今日、『高宮ライディングパーク』は休み。
馬房掃除も担当のヒトと村のおっちゃんふたりでガンバってます。

ぼくは使用人…いや、『おばちゃん』にちょっと連れ出されて
「はい!お写真っ」と言われたけど、

 
 
しりませ~ん!
 
いただきます。むしゃむしゃむしゃ…。
 
顔を上げる素振りでもみせたら、「よっしゃ!帰るぞ!撮ったからな」と言われるので、
ただひたすら下を向いて、
むしゃむしゃむしゃ…ゴハンを配ってくれるまで、まだちょっと時間があるしなぁ…。


朝焼け

 
 
 
みんなおはよう!ア・カペラです。
 
きょうは朝はやくから出かけるスタッフがいて、それをぼくの使用人が見送ってました。
 
 
ウマに関わる人は、とても早起きです。
 
…起きなければならない職業です。
 
ま、僕たちははやくゴハンを食べたいから、
 
誰かが来たら「ゴハン!」と嘶きます。
 
 
ここ京北の朝の風景です。
 
太陽が昇って、空が澄んだオレンジ色に輝きます。
 
今日も天気がよさそう!
 
 
なんだか、いつまでも暑いです。
 
これで本当に寒くなるのかなあと思いますが、
 
たぶん急に寒くなるんでしょうね。
 
徐々に寒くなってくれたらいいのにね…。

2012/10/15

おはよ~♪






               おはよー!そして、はじめまして。

 ぼくはア・カペラといいます。
 
 高宮ライディングパークのポニーです
 
これからちょっとずつ、ぼくの毎日を書いていこうと思います。
どーぞよろしく!