2012/11/25

ともだち その2 (ともだち…かなぁ?!)

おはようございます!

ア・カペラです。


今朝は寒いです!昨日も寒かったけど、とくに寒いです。

金属でできている屋外の、らせん状の階段が凍ってました。

毎朝そこを降りるおばちゃんが、朝っぱらから「うがっ!」って

ヘンな声を出して冷や汗かいていました。

ああ騒々しい…。




 
 
 
昨日の昼ごろ、久しぶりに日差しが戻ってきました。
 
…長持ちしなかったですけどね。
 
ちょうど、スタッフたちが休憩している頃です。
 
 
そのときぼくは…
 
ぼくはあああああっ…
 
 
!!辛かった!!
 
 
 
 
 
ピッピくん!
 
 
 
ピッピくん、きみってぼくよりちっちゃいでしょ?
 
なのにどうしてどうして…。
 
気が強いったらないんです!
 
 
 

 
 
 
 
ぼくはこの距離を保ち続けたいんです! 
 
 
 
 
「ア・カペラーっ!ちょっとおいでよーっ」。
 
 
あ、おばちゃん。なに?なに?なんか用ですか。
 
って…
 
ちょっとぉ…。呼ばれたのは…
 
 
 
 
 
 
 
ピッピくんじゃな~いっ!! 
 
 
 
あ、おばちゃんに何か言ってるぞ?
 
「あ!おねえさん!おねえさん。
 
いっつもおいらをかわいがってくれるおねーさん ♪」
 
おねーさんだって!ゴマすってるよ!
 
それにちがうよ、ぼくにやさしいんだよっ。
 
「おねーさん、ここから出してくださいよ。あいつ、ドンくさくって!」
 
えーっ!もう、なに言ってるんだい?!
 
ぼくはカッコよくってかしこくて、
 
この高宮ライディングパークでイチバンの人気者なんだぞ!
 
 
ピッピくん、気が強いからさすがのぼくも負けてしまいます。
 
 
               ぼくの唯一の弱点です…。
 
 
 
 
 
ずーっと、この調子!
 
 
 
もうただひたすら追いかけてくるんです!
 
ぼく、なにも持ってません…。
 
ちぇっ。ぼくよりちっちゃいくせに…
 
 
 
 
 
 
「え!なに、何か言ってる?!ア・カペラく~ん」
 
 
 
ああ…ぼくは何も言ってません…。
 
 
お願いだから、はやくここから出してください!
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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